どうも 岩崎です。
近頃いろいろな考えが頭を過ぎりますが
やはり日本の住まいって素晴らしいですね。
現在の住宅には無い温かみや懐かしさ
自然そのものよりも自然らしくて、大きな主張はしないけれど
大きな存在感がある。
家と呼ぶよりも、やはり住まいと呼ぶのが好ましい。
日本特有のふすまで仕切られた田の字型の間取りは
ふすまを取り払うだけで大きな一つの部屋になり
窓と呼ぶような窓もなく、外気との繋がりは雨戸や障子で調整をする。
雨の日でも雨戸を開けて居られるように軒の深い屋根には
季節の食材を保存の為に吊るし乾燥保存させ
害虫対策には、囲炉裏の煙で燻されて自然と虫も寄ってこなくなり
その囲炉裏から出る煙のススで木材は黒くツヤを増し
虫にも強くなる。
畳は昔、寝具のような扱い方をされていて
居心地のよい部屋に畳を持っていってはそこでゆっくり過ごしていたようです。
現代では数少なくなった畳(和室)ですが
畳と押入れのセットさえあれば
どこの部屋でも居室と寝室の機能を併せ持つ
実に合理的な住まいになるのだから。
囲炉裏などがあった時代の住まいの凄いところは・・・・
機能や間取りの性質、自然との調和が
自然と取れる住まいが凄いんです。
実に合理的かつ機能性も現代の住まいにも勝るとも劣らない
素晴らしい建築だったと感じます。
最近ではまったく見なくなりましたのが残念ですね。
(隙間風は寒いとは思いますが。)