八女茶

めっさ高いお茶を飲んだ

とある曇りの日
福岡は八女市名産の
お茶「八女伝統本玉露しずく茶」を
味わう機会を頂いた。

100グラムで4600円ですと。
普通は500円程度のお茶しか飲まない
私にお茶の味の違いが分かるかどうかすら
はっきり言って怪しいものである。
あまりプレミアムにありがたみを感じない人間で
お酒は大好きだが
プレミアのついたお酒には
全く興味がない。
「魔王」「森伊蔵」も
元は普通の価格に流通で倍々の価格が
ついていると言うだけで普通にきまっとる。
いや、一度は飲んだよどっかで。
その時安心したもんさ。

「なんだ、普通やん」って
普通の焼酎だよ、安心したよ。

何故安心したのかって?
鹿児島でも宮崎でも大分でも
皆それぞれの地元の製造で
同じような原材料使って
同じくらいの卸単価で販売してる
はずなのに、一つだけ飛びぬけて旨い訳がない。

まあ、私にとっては
お酒と名の付くものは
全て美味しいので問題はないのだが。

まあ、あえて言うなら
長崎県の壱岐ゴールド。

こいつは確かに飛びぬけて旨い。

お茶の話をしていたのに
いつの間にかお酒の話に脱線しとるじゃないか。

そう、時代は日本茶なのである。
そんな私の地元のお隣の町では
昨年くらいか、お茶の日本一になったらしく
日本一のお茶が隣町なのかと
非常に親近感をもった。
親近感は日本一にもった、近いじゃんか!ってね。

さらにその隣にもお茶の名産地があり
「嬉野茶」と長崎佐賀では有名なのだが
これは全国的には全然有名でないらしく
今、頑張ってブランド作りに精をさしているそうな。

そんな近辺の事情を披露したうえで
福岡の八女である。

この高級すぎる玉露は
しずく茶と言う作法で楽しむのが
良いらしく、早速作法を受けてきた。

茶碗にティースプーン山盛りの玉露をもり
●一煎目、体温程度の20mlのお湯を注ぎ、蓋をして
●約二分待つ、飲むときは蓋をずらしすき間からこぼれる
しずくをすすります。方向な旨味と香りが口の中に広がリング。
●二煎目、三煎目は60度のお湯を20ml程度そそぎ
15~20秒ほど待ち同じようにお茶をすすります。
(杯を重ねる事に味わいが異なり、コクのある深い味わいから
さわやかな渋みへと変化していく様をお楽しみください)
●残った茶葉はビタミン、ミネラルなど栄養も豊富です
酢醤油やだし醤油、または岩塩などで丸ごとお召し上がり
頂けます。

と、楽しみ方に書いてある!
最後は食えるんかい!
お茶食ったことないで!
なんかこれすごいな!

と、以前お茶の収穫で
一番茶を摘みとっさ際
生で茶葉を噛んで
しっかりカテキンらしい渋みを
堪能した私は手放しでは喜べない
だっれ、苦かったらやだもん。

お茶には上品な菓子が必要だろうと
熊本の有名な羊羹を出して頂いた。

さて、肝心なしずく茶は・・

今までの飲み方とは随分違っていて
わずかなお茶をすするように頂く。

あまりカッコいよい飲み方とは
思えないが、お茶の旨味を引き出す飲み方
なのだろうと思い頂く。

一口目が口に入った瞬間
柔らかくも強い甘みを感じ
口の中で今までに感じたことのない
「まろみ」を味わった瞬間!
その刹那!
芳醇な茶葉の香りが
脳天を突き刺す!

「なんじゃこりゃ!!旨い!!!!」

味わいは猛烈に口の中に
残っているのだが、渋みを殆ど感じない。
そんなことより、このお茶の
余韻の居座り方。

「まだ居てもいいっすか?」
と言わんばかりに余韻が残る。
今まで飲んだ中で一番うまいお茶である。

二煎目、三煎目と頂き
味の予定調和を十分に楽しんだ。

そして忘れてなならない
「茶葉を食す」と言う体験。

出がらしの茶葉だろう?と
そんな気もちで一口目を
ポン酢で頂く。

・・・・・・・・・

これ

本当にお茶か?
めっちゃ旨い新しい野菜と違うか?
まず、一口で言うと「旨い」

これ、黙って人にだしたら
絶対お茶ってわかんねえ・・・。

ほうれん草のような
海藻のような
旨味と別に「食感としてのモノの厚み」が
おかしい。

見た目ぺらっぺらの茶葉を
口に入れると何故こんなにも
存在感がある?
厚みすら違うんじゃないのか?
そんな錯覚すら覚える食感と
旨味に驚愕!

買うなら問い合わせはここ!
一般財団法人星のふるさと
「茶の文化館」
福岡県八女市星野村10816-5
0943-52-3003
商品名しずく茶

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