続・湾岸を歩く男

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コンビニのビールにやられてしまい、歩く気力を失った

二人は公園にて小休止。

時間は午前二時半 場所は川棚警察署付近。

およそ五時間半かけてココまでたどり着いたわけだが

足はもう棒のようになり、やる気すらない。

 

 

 

それもそうだろ

 

当時の服装は動きにくい厚手のコーディロイのコートに

革パンにカメラやらが入っているバックだ。

とてもじゃないがウォーキングをするスタイルではないが

当時ヤングマンの私は服装ばっか気にしていたので

そこまでは考えていなかったのだろうな・・・・。

やる気もなくした二人だが電車も無いし帰宅のしようがない

のに気づくと黙々とあるくしかなかった。

 

 

「なんか面白い事って最近あった?」

「面白い歌詞は知ってるけど?」

「どれ?」

(曲名は知らないがゆずの曲)

「夢見て笑っていようよ~ってあるじゃん。」

「うん。」

「笑える程に夢なのかい?ってね。」

「・・・・深いねえ。」

 

こうして芸能ネタから宇宙ネタまで歩きながら話つくしていると

大体目的地付近には付いたのだが

心折れてしまい一つ手前の駅にて始発の次で帰宅。

高校生の視線が痛かったけど

足はモットいたく、よくぞあのKBCのスタッフは

歩ききったものだな、と感心しているところで

その番組は二日かけて歩いていたのを思い出し

「二日なら楽勝だったかな・・・」と弱音はいて

最寄駅にて即時解散!

帰宅後泥のように眠ったのであった。

今思い出しても辛いチャレンジだったが

一つの光り輝く思い出なのは、間違いない所だ。