トイレのリフォーム(壁紙編)

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トイレのリフォームをしました。

腰から下はタイル 腰から上は和室のようなジュラク仕上げの壁を

腰下に天然木のヒノキをはり(よい香りです。)

ジュラクのところには新しく壁紙を張るところです。

クロス屋さんが丁寧にジュラクのでこぼこをパテ埋めしてくれています。

パテ埋めをすることによって壁紙をはった後で

光によるでこぼこを補正しています。

時津から大村まで来てくれたこのクロス屋さんは昔からの付き合いです。

この方の親方は長崎圏内のクロス屋のはしりと呼ばれていました。

ちなみにこの冬一番の寒気と呼ばれたこの日でしたが

私もクロス屋も 震えました。

フローリング工事。

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床張りの作業風景です。

フローリングの下の板材は構造用合板です。

フローリングを張った後は傷がつかないように

養生をします。

床張りはしゃがみっぱなしですので腰が痛くなります。

でも そんなの気にしません。

外国の素晴らしい町並み。

町並みというのは人が集まる処なら どこでも出来てしまいます。

海辺でも山の中でも。

外国の町並みは本当に素晴らしいですね。

イタリヤやイギリス アメリカや中国でも(中国の町並みは乱雑ですが喧騒の中に統一された町並みとしての美しさを私は感じます。)

その国の生活様式や風土にあわせ 無理の無い暮らしを過ごす事を

考えていった結果なんでしょかね?

統一されたものには自然と「整理」と言う名の美しさがついてきます。

HNKなどを見ているとたまに外国の風景が流れ ただ見ているだけで

「いいなあ  こんな町にすんだら楽しいだろうなあ」 と楽しんでおりますが

悲しい事に この国にはそういう地域は  わずかな一部しかありません。

日本人は変わり者なんですかね? 私もそうですが住宅で言うと

隣の人よりかっこよくしてくれ 隣より個性を出してくれと お客様は言ってきます。

個性が大切な世の中だとは思いますが 決して町並みとしては

美しいものは出来ないでしょう。

クールなコンクリート打ちっぱなしの住宅のとなりにローコスト住宅

その隣に純和風住宅、の隣にハウスメーカー住宅

「町並みなんて存在しねーや。」

まあ  当たり前ですよね。

好きな物建てたら 町並みが整うわけないですから。

なんで個人主義を大切にするEUなのに・・・家だけは統一するのか?

どうして隣の人と個性の競争をしないのか?

私も日本人なので  わかりません。

きっと外国には私達にない住宅の「常識の領域」を持っているのかもしれませんね。

私達のような建築会社も 外国に学ばないといけませんね。

余談ですが とある外国人建築家が東京を訪問したときに言った言葉です。

「日本には神社の後ろに高層ビルが見える、混沌とした町並みだが

近未来とは融合を意味している、しかし融合していない東京は

混沌としての美しさがある。」  と 言ったそうです。

私から言わせれば 「そんなの当たり前じゃないか」  ですけどね。

今の住宅に50インチのプラズマテレビを置いてみなさい、 ですよ。

違和感なんてないでしょ?  それが景色として合っているからですよ。

築100年の古民家にそんなテレビ置いてみてください。

だれもが「おお~かっこいい。」 といいますよ。

違和感の無いものには誰も驚きませんからね、今でいうサプライズです。

余談にながくなってしまいましたが 要するに町並みとは

そこに根付いた建築会社が 歴史を踏まえたうえで お客様に提案するべきなのか?

などと 思ってしまいました。

事実 日本の町並みは  「見る価値もない」 なんですからね。

飲みに出かけました。

大工友達と近所の居酒屋に飲みに行きました。

仕事の話や友達の話で盛り上がりました。

大工の友達の話を聞いていて 思ったことは

彼らに賃金を返還せねば・・  でした。

一時期 牛乳協会が「牛乳を適正な価格で!」と  言っておりましたが

ハウスメーカーの大工さんにも適正な価格を出してもらいたいです。

私はハウスメーカー等の仕事をしようとも思っておりませんが

職人を育てる立場にあるのは町場の大工なのであって

育て上げた職人を コストダウンのメーカーに吸い上げられるのは

はっきりいって 日本の地盤を弱くしていると言っても過言ではないでしょう。

ハウスメーカーは自社で職人を作ろうと  それを自社大工として活用しようとも

思えないです、アウトソーシングと言う名の勝手な英語の解釈で

町工場の育て上げた職人を吸い上げて 都合のいいところで切り捨てるという

人として失格と  私は思います。

そんなメーカーの存在意義はもはやありません。

消えてもらって結構。

日本の素晴らしい木造建築がメーカーに蹂躙されている現状を

情けなく思うしだいです。

生かさず殺さずな職人さん。

恩義を感じている個人大工の親方が怪我をして

新築の工期に間に合いそうも無いから なんとか一つならんか?

と 連絡があったので 「まかしといてください」の返事で

中堅のハウスメーカーの新築現場に加勢に月曜日から土曜まで行きます。

休憩時間にベランダの工事をしている板金屋が残りの工事をしに

やってきました。

親方「あいつらも安か賃金で仕事しよっと。」

私「まあ 会社は業者を叩くのが一番金になりますからね。」

親方「本当、会社は生かさず殺さず上手にやるもんばい。」

私「・・・・・。」

なんも言えませんね、賃金を下げられてもまだ

会社側は「まだ 安くなるだろ?」 の一点張り、 まさに飼い殺しです。

私も現場に出る身ですので、職人の辛さはよくわかります。

せめてウチの会社だけでも 職人さんにはまともな賃金を守り抜こうと

考えだしたのも この会社のお陰です。

日本のワーキングプアは建築界にも ずっと前から根付いています。

本日退院。

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嫁様と赤ちゃんが今日退院できました。

嫁様ご苦労さまです。

赤ちゃんの名前は彩芭(いろは)と名づけました。

物事のイロハ(手順) いろは歌(世の中に流れにとらわれる事無く生きよ)を

参考にして 名づけました。

彩芭にとっては初めての外の世界なので どんな風景を想像してるのかな?

風邪をうつされないように帰ろうね。

健康にまつわるお話(ダニ編)。

さっきのカビの話と密接に関係しているのが・・・・・・・・・ダニです。

家庭内に存在するダニは、アレルギーの原因となるヒョウダニと人を刺すツメダニ、食品を汚染するコナダニなどがあります。 また家に迷い込むダニには疥癬症(皮膚の角質層の内部に卵を産んで起こる皮膚感染症)を起こすヒゼンダニやネズミに寄生するイエダニ等があります。

ダニは塵、カビ、フケ、食物の屑などを餌にして繁殖し、室内で見られるダニは高温多湿を好みチリダニは25~28℃ 湿度65~90%でよく繁殖します。

日本の一般住宅の塵中に含まれるダニの数は1950~60年には500匹以下でしたが80~90年には約1600匹と30年の間に3倍以上に増えたと言われています。

チリダニ科に属するヒョウヒダニの生体や死骸、糞を吸い込むとアレルギー性鼻炎や喘息を起こします、喘息患者のアレルゲンの割合を見ましたがハウスダストが49.1%とダントツで多いです。

またハウスダストのほとんどがヒョウニダニの生体や死骸、糞とされています。 またカンジダやアスペルギルスはカビの事でこれを加えるとダニとカビで喘息アレルゲンの約7割を占めることになります。 (7割と言えばたいした数ですよね・・)

ダニはカビのニオイに引き寄せられ、カビを食べて繁殖します、全てのダニがカビを食べて増えるわけではありませんが、カビとダニが共に生育すると大繁殖につながる事が多いのです。

簡単な対策としてはダニの数が減る冬の期間の間にこまめに掃除をしておくと夏場でも繁殖は防げます。

あと開放型暖房(石油ファンヒーターやストーブ)は消した後で床や壁を程よい湿り気を残しますので(結露)控えましょう。 エアコンなら大丈夫です。  

最後に開放型暖房を使っている家庭は寒さと乾燥によって冬場に減るダニをわざわざ増やしてあげているようにも感じられます、何故なら折角の乾燥を毎晩暖房を消す事によって結露を起こし、ダニが喜ぶ水分を与えているのですから。

健康にまつわるお話。

鼻炎や喘息 アレルギー疾患の方は是非読んでください。

カビのお話をさせていただきます。

カビは正式には「真菌」と呼びます、一般に病気を招く菌を「黴菌(ばいきん)」と呼びますが

黴はカビの事です。 胞子が空気中を浮遊して広がったり異常繁殖します。

地球上には7万種のカビが存在していると言われますが、日本の建築物から検出されるカビは200~300種と言われています

カビが生育するためには 温度 水分 栄養 酸素 が必要で好む環境は温度15~28℃湿度70~95%と言われていますが、

湿気さえあれば南極でも発生するしアルミやレンズにも繁殖しプラスチックは大好物です。

住宅の中で言えば温度や湿度は人間にも必要なものですので さっぱりなくす訳にはいきません。

冬には加湿だって必要な事もありますし バランスよく調湿するしかありません。

まずむやみな加湿は避ける事です、浴室も使用した後は必ず換気しましょう。

観葉植物ぐらいの湿気は程よく水分を出すのでこれで加湿をとるのがベストなのかも

しれません、後 我が家は抗菌材を使っているから大丈夫なんて事もありませんよ。

カビはアルミやレンズにも繁殖するとさっき述べたと思いますが どこにでも

繁殖するのです、カビを家から取り除くのは不可能に近いと思われますが

全部無くならなくても被害の出ない程度に抑えられたらそれでいいと思いませんか?

要はカビの根絶よりも調湿してからの共生でもいいと思うんです。

酸素だって濃度が高くなれば酸素中毒になるんですから バランスを取れば良いだけの話です。

カンナくずを見て喜ぶお客様。

最近の住宅ではカンナを使う事が滅多にありません。

そのせいもあってか 本格的な座敷廻りの造作でカンナを使っていると

お客様がこんな事を言ってきます。

「良い香りがするね~ 懐かしいわ。」

なるほど・・・・ 確かに削りたての木材は一番、香る時である。

昔はそこらの町角で大工さんがカンナを器用に扱って綺麗なカンナくずと

良い木材の香りがそこらにあったんだろうな、と思いました。

私達には珍しくない香りですが お客様が喜んでくれて昔の思い出を懐かしんでくれたら

それはそれで、私達も嬉しいのです。

喜ぶからってどんどん削ってしまっては材が小さくなってしまうので 

現場にいないお客様が嗅げるのは 

運が良い証拠じゃないですかね。

現場の職人は不器用?

仕事中の職人さん(大工や左官)は お客様から「どのように接したらいいのかしら?」

等と 聞かれる事がよくあります。

確かに職人さんは口下手な印象がないわけでもありませんね~。

お客様と会っても「こんにちは」ぐらいしかしゃべらない職人さんも沢山いますが

職人さんは職人さんで「何しゃべっていいかわからん。」 って事もよく聞きます。

皆さん仕事が好きで誇りを持って仕事しています、休憩時間も仕事の話ばっかりですので

あまり他の話題を知らない、ってのも何の会話をしていいか分からないに繋がっています。

例外もあるかと存じますが、手間受けの職人さんは (下請けの事です) お客様との

会話をあまり喜んでいない様に感じとれます。

元請けの職人さんは 進んで会話をしようとしています。

誰が給料を払ってくれるのか? が この例でちょっとだけ見えましたね。

職人さんは仕事の話が好きなので「ここはどうなるんですか?」や「これは何ですか?」

等と会話を進めていくと仲良くなれます。

「仲良くなんかしなくても仕事だからちゃんとしなさいよ。」  なんて声も聞こえて

きそうですが仲良くしなくても職人さんは立派な仕事をします。

仲良くなるには仲良くなるなりのメリットがあるから言っているんですよ。

それは サービスをしてもらえたり 職人さんから見た家作りの裏側(裏話)等を

面白おかしく聞けますので。

基本的に職人さんはみんな 面白い方ばっかりです。