どうも岩崎です。
ようやく、完成しました。
約二ヶ月の工事期間でしたが
施主様のお陰で大変素晴らしい経験を
得ることが出来ました。
原爆を乗り越えた築80年のお住いを
物を大切に扱う施主様のご希望を
極限までお聞きし
ほぼ100%本物の素材のみで
お仕事を進めることが出来ました。
腐った柱を五箇所ジャッキアップし
崩れ落ちた壁を再建し
狂いまくった水平垂直を
極力戻す事に注力した現場でした。
今ある大切な物を極力使用し
古いの一言で処分することなく
どうやって素材を
生かせるかを考えた日々。
動線はかなり変わりましたが
風が通り光が北側まで延びる
間取りに変わりました。
壁は部屋が明るくなるように
白漆喰をセレクトしました。
調湿効果や静電気対策にもなり
良い素材です。
それでもやはり
物には寿命もあるもので
天命を全うしたものには
次の役割をバトンタッチさせねば
ならない事もあります。
浴槽のサイズは変わりませんが
品の良いタカラスタンダードの
カラーステンレス浴槽です。
そしてタイルには何故か
和室の床下から出てきた天草石を
左官さんに新しく加工してもらい
見事な仕上がりにして
頂きました。
そして又カットを繰り返し
美しい並びに揃えるのです。
そしてここの現場は
子供達も参画し一緒に
工事を体験しました。
長崎から大村まで車で移動し
大村の山奥で泥壁の泥を
袋詰めする作業から
子供達と行ないました。
わいわいと。
そしてみんなで泥壁を塗る
体験を施主様と一緒に
作業しました。
これが一番楽しかったかな~。
小島小学校の生徒さんたちと
楽しく作業が出来た経験は
岩崎の中で一生忘れない
経験になるでしょう。