インフルエンザと釘と壁

インフルが猛威

どうも、岩﨑です。

久しぶりに朝からテレビを見ていると

ティラミスヒーロー(シンガポール)の

ロゴや商標をパクった日本人がいるみたいで

その話題でにぎわってました。

さて、一月も後半戦、うちの次女のクラスは

インフルに掛かった人が多すぎるため

学級閉鎖になり退屈な三日間を自宅で

過ごす娘は少し退屈そうです。

この自宅待機の時に

読書に励んでもらえればと思います。

今回の記事は「面材活用の耐力壁」を

皆さんにお話ししようと思います。

建築における耐力壁とは

地震強風竜巻台風等建物を外力の影響で

倒壊しないように一定の建物強さを保持するために

必要な部分「耐力壁」に当たります。

柱や梁、桁と同じ構造体でいうと

筋交いに当たる部分が「耐力壁」ですが

欧米発祥の2×4工法には柱や梁が

そもそも存在せず、面材で構造を持たせる設計なので

2×4が好きな方はイメージが付きやすいと思います。

さて、筋交いであれば正しく切断加工し

金物を用いて取り付けるのが今の住宅建築の

一般的な施工方法ですが

面材の耐力壁になると、少々だけ事情が変わってきます。

筋交いが人体に例えると骨にあたる部分と

理解したらわかりやすいように

面材であれば腕を包むギブスのような存在です。

それならばこのギブスをどのような

石膏の配合で強度を出していくのか?

が面材にも言えて、面材の強度を担保している部分が

接合する釘に由来するからです。

なので、正しい釘を選定し

指定された釘と釘の間の寸法

釘の埋め込み深さ(ここが論点です)が大事なのです。

施工方法としてエア工具が発達した今では

手打ちで釘を打つ人はなかなかいませんし

全く効率的ではありません。

効率的な作業とはエア工具のくぎ打ち機で

素早い施工を指すのですが

エア工具はタンク内のエアの残量圧力と

木部の固さによって釘の埋め込み深さは

部分で微妙に変わってきます。

ここで大事なのは面材の表面から釘頭が

あまり沈み込まないように施工することが

大事であると言う事です。

面材から深く沈み込んだ釘では

耐震の強度が著しく低下するといった

実験結果が出ています。

なので釘頭は面材の面一で

仕上がるように軽めのエアで釘頭が少

浮き出る状態で施工し

最後に手打ちで釘を締めると言った

丁寧な施工が求められます。