お茶の時の話

先日、とある小工事を市外で施工した際に
施主さまとお話した時のことです。

私よりかなり年上の施主さまの生まれは満州だと。
うちの親族にも大陸生まれの親戚が数名いるので
生まれた背景はなんとなくわかっている。
昭和初期、戦線を広げた日本はそれぞれの植民地に
自国民を開拓者として送り込み地域の発展
自国領土の保全のために多くの日本人が国を離れ
各地に移った。
うちの親戚らは技術者の祖父が各地を歩き回って
それぞれの地域で子を産み落とした為
大陸生まれの方が数名いるのです。

施主さまも当時、気象台にお勤めであった父が
満州で働いていた縁でこの地に生を受ける。
終戦まで10年間住みついた満州はとても懐かしく
食べ物もおいしかったとお話してくれました。

当時は食べ物もそんなに多くなかったが
家で育てていたかぼちゃやジャガイモなど
とても良くできてそれは好物だったと、そして
スイカやたばこを駅弁の立ち売りスタイルで
販売していたことも教えてくれた。

たばこの銘柄は思えていないが
10本か20本入りできちんと箱に入った形で
販売され、そういう子供たちが無数に広場にいて
たばこ客の争奪戦だったらしい。
おそらく今の時代のように穏やかに商売できている
ような空気ではなかっただろうと当時の心労を
想像するだけで苦労が伝わってきた。

たばこ売りでは年上や体が大きい売り子が
自分の客を強引に奪うため中々商売にならず
これではダメだと職を変え、今度はスイカ売りになった
この時10歳程度らしい、子供も働かないと
食べていけない時代であったのだろうと思うと
働く事と金の事、時間や教育のことを考えざるを得ない。

そういえば昔(約100年前)は無職は偉い人や
財産持ちの象徴だったらしい。
働かなくても食っていけるのは、確かに労働から
解放されている・・・。
いつからか勤労が素晴らしいものになったのか?
いや、、、素晴らしいかな?

スイカは丸々一個を売っていた訳でなく
切り身の状態で売っていて
ハエが寄ってくるのでそれを追い払うのが
仕事だと教えてくれた。
確かに数年前、タイランドに旅行した際
切り身の果物が売ってあるのを見たことある。
なるほど、ああいう感覚なのか、無論、露天である。

今考えると、炎天下の中、切り身のスイカなど
売れるのかと思ってしまうが当時はそこそこ売れていた。
なるほど、満州らしい。

気象台にお勤めの父さまは
たまにお客を家に呼ぶことがあり
その中に同じ気象台に務める後輩が
その日食事に来て泊まって帰った。

その人が藤原さんと言って
その後日本に帰り直木賞をとったと言われたので
自分の周りでは直木賞を取ったなど極力なワードが
出ることがないので(普通ない)
大変驚いた。

「知ってる?新田次郎?」

恥ずかしながら全く知らなかった。
その方と一緒に食事をし(80年ほど前)
同じ空間で睡眠をとった。
私が本が好きだと言ったら
いつか本を送るねと約束し
日本に帰ってくると本当に本が届いたこと。

終戦の日、満州をソ連軍が空爆し
多くの人と建物が破壊され
日本の軍人は庁舎に火をつけ
国民を守ることを放棄し
我先にと列車で逃げた。
満員になった列車に国民が乗ろうとすると
軍刀で脅かし、乗車させなかった。

そういえばソ連は終戦間際に
北方四島を条約違反を犯し
侵略したんだよな、満州でも同じことが
起こっていたことを知って
はやり、国と言う大きな単位では
戦争も国盗りゲームの一環で
リアルシムシティのようなものだ。
小事を気にしていては何もできない理屈の
下のほうの国民の生活では
何が起きようと、あまり大きな関心では
ないのだろうと悲しく思えた。

なので結びの言葉では
国を信用できないとおっしゃっていたのが
その方が得た教訓なのであろう。

そう思うと、人として隣人には
誠実であろうという気持ちになり
平和のため、落ち着き良く考えようと
話を締めくくった。

そして、私はその新田次郎とその息子の
藤原正彦に興味を持ち、今度図書館で
書籍を探してみようと思う。


GW

今年のGW、長い人だと10連休もとれるようですね。
10連もあれば、あちこちいける・・・・岩崎です。

おそらく近場をうろうろするGWになりそうです。
明けからのお仕事の段取りや事務整理をこつこつやります。

さて、皆さん大好き唐辛子ですが(本当か?)
唐辛子の進化について少しお話できればと思います。
連休初日に図書館で本を借りて読んだもので
さっそく披露したくなったのです。

南アメリカ(ボリビアらへん)原産の唐辛子。
この生存戦略は実に奇妙でして植物自身を
辛みのあるカプサイシンで包み込むことで
自身を守ることを選びました。
しかし、植物は種を鳥に食べてもらうことで
遠くまで種子を運び多くの地域に分布する
生き残り戦略を選びました、その内容は
その他の地上生物では自身の捕食される際
種まですりつぶされ上手く種が広がらないことに
上手く分布を広げることができませんでしたが
カプサイシンをまとう事で地上生物は辛みを嫌い
捕食をあきらめました。
そして、鳥はカプサイシンの辛みを感じる器官が無いので
唐辛子を食べることができます。
そして鳥には歯がないので種をすりつぶされる心配もなく
遠くまで種子を運んでくれる戦略はハマりました。

しかし、ここで思わぬ幸運が転がり込みます。
人間たちはこの辛みを趣向品として好み
勝手に栽培を始めてくれ、さらに品種まで増えました。
こうやって唐辛子は世界中で栽培されるようになり
生存戦略として幸運な道筋をたどったのであります。

為になりましたかね?

門扉のシート張替え

色褪せたフィルムシートを剥がす様子です。

お客様からこの時期になるとちまきを頂くことが多くあります。
小さいころからちまきにあこがれと同時に妙な
抵抗感もあるのを思い出しました。
小さいころはちまきに砂糖をつけて食べていた・・・。
それがきっと、苦手意識になっているのではないか?
みなさんはちまきをどのように食べますか? 岩崎です。

そのまま食べるのがおいしい気がします。

さて、ここ数十年アルミ製品はフィルムを貼って綺麗に
見える製品が多数多く世に出回っています。
よく見るのが、木風に見えるアルミ玄関ドア
オールドウッド風の門扉、細い木目のアルミフェンス等。

しかし、フィルムはあまりに日当たりがいいところに
設置してあると色褪せを起こします、仕方ないことですが。

今までなら製品ごと交換ということしかできなかったのですが
最近、シートだけを張り替えれるということを知って
ちょうどよいタイミングでお客様から「色褪せたので
何か綺麗にしてもらいたい」とお話を頂きましたので早速
シート張替えを提案しました。

既存の色褪せたシートを剥がし
ケレンをし
プライマを塗り
新しくシートを貼る・完成。

シート張り終わりますれば、新品にしか見えません・・・。

完成後、取っ手部分やもともとのアルミが露出している
箇所のダメージまでは変えられませんが
大部分の色味をしめるシートをかえるだけで
ほぼ、新品に見えます。
安いシートではありませんが、取り換えることを考えるなら
コスト的には激安です。

玄関やその他、シート張替えを検討の方は
ご連絡ください。

什器が入りました。

什器とは商品を陳列したりレジカウンターを兼ねている作業台のことです。

先日土曜日に雲仙市小浜で開催された
世にも不思議なネーミングの催し、その名も
「にぼしサミット」に子供と参加してきました。
全国煮干しサミット | 長崎県雲仙市 | Niboshi Summit | 長崎の煮干し (etari6.wixsite.com)

煮干しの勉強もさることながら
自身も一度このような催しに参加して非常に
為になったことがあったので遊びや勉強もかねて
参加してみることに。

フードは東京から出店なさった
「凪」や中華そば「ムタヒロ」を両方頂きました。
どちらも煮干し愛を感じるお味で大変おいしゅうございました。

で、初日のシンポジウムですが、内容が堅かった。
もっと面白い話が聞けるとおもっていたので
正直がっかりでした。

しかし、煮干しは大切なことがよく分かったので
沢山買って帰りましたよ。

毎日食べようと思います、岩崎です。

パン屋さんのお仕事も大詰め、内装関係も終わり
什器を設置し、照明を設置すると工事完了になります。
商品を上下に置く什器を設置するのは初めてでしたので
照明をどのくらい当てればよいものが少し悩みました。

今回は商品が美味しく見える効果のある
照明をつかいましたので、色味の多い商品だと
より美味しそうに感じてもらえると嬉しく思います。

壁紙が貼れて色味が増えます

壁紙もカラフルや模様の種類が増えました。

先日、子供と話題の映画オッペンハイマーを鑑賞してきました。
見る前はオッペンハイマーってなんだっけ?
昔聞いたことあるけど、物の名前?国の名前?地域の名前?
そんなこと考えていたらなんと人の名前だっとは・・・・岩崎です。

約三時間上映の映画なのでお尻が疲れました。

工事は仕上げ段階に入り、壁紙が貼られていきます。
貼り終えると一気に店舗感がでてきました。
昔に比べると壁紙の材質も変わり(石油由来)
施工も結構シビアになってきている気がします。
製品に粘りがない感じ。
この場合の粘りとは「追随性」です、建物は台風や地震などで
わずかに揺れるので、その揺れに追随できず壁紙にひびが入る事です。
感覚的に言うと、伸びるビニール袋と全く伸びないビニール袋。
今の壁紙は伸びないビニール袋みたいで引っ張ると破けます。

そういう意味でなかなかシビアなものに変化して
きているような気がします。

それを踏まえたうえで、今の施工は感心してしまうほど
進化しています。

壁と床、そして天井と断熱工事

先日、子の入学式があり、シーハットおおむらに行ってきました。
実は体育館の建て替えで敷地内では開催できなかったんです。
当日はお天気も良く多くの新入生たちが顔を輝かせながら
友人たちのと入学への期待を膨らませているようすでした。
ご入学おめでとう!岩崎です。

自分の入学式は、よく覚えてないですねえ・・・。

床断熱にはミラフォーム

断熱材をいれるために既存の床をはがして、断熱材を入れます。
床面からの熱交換を減らすためミッシリと入れますね。

壁や天井にもみっちりと。

これでエアコンの効きも良くなる。

そういや、お掃除機能付きエアコンは
エアコン洗浄の際に特に気を付けるということで
掃除の金額が高くなると聞いたことがあります。

上から断熱化工事

週末、長崎市内でハイエンドオーディオ展が
開催されるようです。
福岡のマックスオーディオさんが主宰でやるみたいで
17年前に初めてお店に寄った記憶が思い出されました。
胎児に良い影響があるといわれるモーツアルトのSACDを
買いに行っった時、数々のオーディオを聞かせてくれました。
エソレティックのアンプがすごい音を作っていたことを
なんとなく覚えています。
小さくてもいいのでいつかオーディオ組んでみたい、岩崎です。

無断熱の天井裏

店舗工事のために天井を解体すると
お隣の部屋の小屋裏には
断熱材が全く見えないことが判明。
昔の建物なので珍しいことでもないのですが
夏は暑く冬は寒かっただろう。

そういう話をしていると断熱材を敷きこめるか
聞かれたので出来ますと答えた。
本来は下から施工するものだが
上からでも上手くできるだろうと少々自信もあった。

天井裏を踏み抜かないように歩いていき
壁の隙間にはいわゆる気流止めを入れ
手が届かない場所は道具を工夫して
高性能GWを敷設することができた。

上手く施工できたとおもいます。

省エネ省エネ、大事です。

パンやさんのリニューアル工事

工事前、住居を利用しておかしとパンを販売していた

先日、Xで美味しそうなかつ丼を見つけたので
佐世保市内まで行って食してきました、虎叙麺というお店で
分厚いカツが特徴的でした、細長い店内を
上手く建築の技術で仕上げていたので感心です。

さて、パンやさんは二件目です。

現在の売り場が手ぜまなので少しでも広くしたい
トイレを利用できるようにしたい
導線を良くしたい
物の置き場を確保したい
明るくしたい

の要望に応えお客様と二人三脚で
配置計画、照明、インテリア、配膳計画等々
いろいろ決めていきます。
もともと住宅であるので空間自体は広くできる
計画にないので、工夫しながら
よりベターな選択を選びます。

新しい照明に(大村市ではまだ珍しい)
が活躍してくれることを祈ります。

ちなみに新しい照明は住宅には不向きですが
飲食店には採用されるものと思っています、が
高いです。

まずは同空間に残っていた浴室の解体から精をだす

室内空間の役4分の1を占める浴室を解体する、これだけでこの空間に
畳1.5枚分の空間が生まれるのでこの空間で
表現できることを考えてみる。

梅の木で湯呑つくる

とある工事の際、庭にある梅の木を
伐採することになりました。
家の所有者が大事にしていた梅らしく
工事の際にそのお話を聞くことができました。

記憶に残る梅の木かあ、なんとかならんものかと
骨董が好きな友人に以前聞いたことを思い出した。
陶器の釉薬は灰を使ったものがあると。

その話を思い出し、友人のつてを使って
お客様に湯呑をプレゼントしようと思いました。
まずは梅の木を灰にすることが必要なので
コツコツと灰を収集し友人に渡す。

県外の陶芸家の方に陶器と梅の灰で
釉薬を作ってもらい湯呑を完成させてもらう。
ちょっとプチ思い出話ができるように
いいものになればいいのですが・・・。

第二回ブックリユース開催

今回も盛況です。

一月二十日にミライon図書館一階ギャラリーで
第二回ブックリユースを開催しました。

ミライON図書館でブックリユース。 – YouTube

動画の質は、悪いかもしれません。

イベントの広報はチラシ、FBと図書館X(ツイッター)
にて行われました、運営ボランティア11名 
当日に寄付本を持ち込まれた市民の数23名(そのほか前日までにも
多くの市民の寄付本がありました)

ブックリユースとは?どういうこと?以下↓ブックリユースとは?
ブックリユース常設のお知らせ | TOPICS | 近畿大学 農学部・農学研究科 (kindai.ac.jp)

前回のブックリユースから約4か月での二回目になりました。
訪問した市民約200人で前回とほぼ同数でした。
参加者は普段手に取るようなことのない本の中から
その日の体調や様々なものを考えて思い思いの一冊~数十冊を
選ばれて行きます。
ブックリユースの本は選書を通ってませんし、配本もランダムですので
思わぬ本を手にとることが想像されます。

ですので、本を選ばれた方は少しにんまりしています。
それはきっと新しい自分に出会ったからでは
ないのかなあと私は思うわけです。

次回は夏ごろに開催予定です。