川棚リフォーム(外壁断熱施工編)

どうも 岩崎です。

外壁断熱材に対する施工の反応が中々良いので

少し施工や断熱材の画像を使って

説明したいと思います。
IMG_7260.jpg

画像の断熱材はパラマウント社のEQSと言う製品

厚みが105mmもあるんもんで施工がやりやすいです。

先ず、基本中の基本ですが

九州で使われる充填断熱の断熱材は

ほとんどがこの袋入り断熱材と呼ばれ

断熱材がビニールのようなものに包まれています。

施工者でも役目を知らない人が多いので

言いますが、印刷面が防湿層で

裏の薄いビニールは何でもないです。

なくても言い、寧ろ製品として成立させるために

存在してるような薄皮です、剥いでも問題ないです。

薄皮と防湿層では求められる役目が違いますし

理解できていないと施工者はなんの為に

どんな作業工程を組むのかが理解できません。

しかし割愛。長くなるので・・・
IMG_7261.jpg

壁に収まるようにカットします。

寸法より10ミリ程度長めにカットします。

そして防湿層の確保の為に一回目の切断は

50mm長めにカットし、防湿層をめくり

断熱材を露出させてから・・・

二回目のカット、断熱材をカットします。

同じ施工者にしても「なんで二回切る??」と

分からない人もいますが、それは防湿層の役割を

理解していないために一回のカットで終われせる施工者も

多数存在します。

で、断熱材を10mm長めにカットし終えたら

防湿層をまたかぶせます。
IMG_7262.jpg

コンナ感じ。
IMG_7264.jpg

防湿層の被りが確保できてます。

ちなみにピンクが薄皮。

防湿層は白い手前の方。
IMG_7269.jpg

画像の真ん中あたり。

白いふかふかの断熱材が露出している箇所が

敷設した箇所になります。

精密な作業の為、防湿層は全部はがしてますが

他の施工者は面倒な事はしたくないので

こんな施工はしません、お願いしても多分しません。

この時点では薄皮は剥いでます、必要ないので。

この断熱材は厚みがあるので防湿層フィルムで抑えていなくても

壁内で自立することができます(九州で主に使われる

断熱材では自立するほどの厚みがないのが実情)
IMG_7270.jpg

普通に敷設した時の断熱材の墨部の様子。

本来、柱面まで盛り上げないといけないので

これから盛り上げる作業に掛かります。
IMG_7271.jpg

断熱材カッターを隅部に挿入し

引っ掛けるように盛り上げます。

(防湿シートがあるとこの作業ができないので
岩崎工務店では一回はがすことを薦めています)
IMG_7272.jpg

はい、これで柱面に収まりました。

柱面にまで盛り上げるにも理由があります。

それは空気を対流させないためです。

この後は防湿層を貼り必要な箇所に応じて

ステップルで固定、気密テープで目張り

スイッチ周りは成型版で防湿層を連続させます。

と、めっちゃ時間かかりますよね?一箇所でも。

でも丁寧にしてあげないと

せっかくの断熱材がその効果を発揮してくれません。

断熱材の施工はとかく

我慢我慢の連続。

ローテクの組み合わせで

どれだけ地道に出来るかが多きな決め手なのです。

続く。

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