先日の続編です。
何故に日本の暖房冷房は房(ぼう)なのか・・・・。
まず、日本よりも冷暖房や断熱の技術が進化しているヨーロッパ系の住宅ですが
基本、全館暖房になっています、家全体を暖める発想です。
お隣の韓国もオンドルと呼ばれる全館床暖房が基本的な考え方に
されております。
それに引き換えわが国の冷暖房は未だに個室を暖めたり冷やしたりと言う
発想から抜け出せていませんし、これからもまだまだ時間がかかると思います。
そもそも日本家屋は間仕切が極力なく、フスマで仕切るといった住宅でした。
フスマを外せば、畳の間が広々と広がる空間がそこにはある、そういったモノでしたが
この時代の人達は火鉢を使って暖をとっていました。
背中に毛布や半てんを着込んで火鉢に当たる風景などは、時代劇にもありそう
ですよね。
昔の住宅には、隙間風が入り込みいつまで火鉢で火を起こしていても決して
部屋もしくは家の中が暖まることはありませんでした。
で・・・・
考えられたのがこんな発想でした。
「気密性を高めりゃ、熱は逃げないじゃん!!」 って事ですよね。
で日本人はより暖まりやすいように空間を区切りました。
それが現在の個室と言う考え方です、区切って暖める。
そもそも暖房の房(ぼう)には区切るだとか、個室的な意味合いがあります。
冷暖(空調を)房(区切る) コレが日本人の暖房の発想でした。
ではなぜ?? 冷暖房が進化しているヨーロッパ系の住宅が
個室を暖める暖房の発想をしていないのか??
コレにもまた裏がございますが・・・・・・また後日お話しましょう。
部屋を暖める為に、日本家屋からフスマが無くなっていって
その延長上にプライバシーが発生したと思います。 ではでは。